카테고리 없음

삼장.さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三障】

VIS VITALIS 2019. 9. 19. 14:48

さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三障】

仏語。

1 修行とその前段階の善根を妨げる三つのさわり。

煩悩障(貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の惑い)・
業障(ごっしょう)(五逆十悪の業)・
報障(地獄・餓鬼・畜生の苦報)。

2 煩悩をからだの部位にたとえたもの。

皮煩悩障(現象的な事物にとらわれる惑い)・
肉煩悩障(誤った見解にとらわれる惑い)・
心煩悩障(事象や道理を理解できないための惑い)。

さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三障】

さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三障】

仏語。
1 修行とその前段階の善根を妨げる三つのさわり。煩悩障(貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の惑い)・業障(ごっしょう)(五逆十悪の業)・報障(地獄・餓鬼・畜生の苦報)。
2 煩悩をからだの部位にたとえたもの。皮煩悩障(現象的な事物にとらわれる惑い)・肉煩悩障(誤った見解にとらわれる惑い)・心煩悩障(事象や道理を理解できないための惑い)。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説
さんしょう【三障】
〘仏〙 仏道修行に対する三つの妨げ。
① 煩悩障ぼんのうしようと、悪行である業障と、悪行の報いとして三悪道に生まれる報障。
② 外部の対象におこす皮煩悩障と、心の分別から生じる肉煩悩障と、無明のおこす心煩悩障。
③ 密教で、三業と三密の一体化を妨げる我慢重障・嫉妬重障・貪欲重障。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説
さん‐しょう ‥シャウ【三障】

〘名〙 仏語。
(イ) 正道やその前段階である善根をさまたげる三つのさわり。

煩悩障(ぼんのうしょう)(貪欲、瞋恚(しんい)、愚痴(ぐち)などの煩悩)と

業障(ごうしょう)(五逆、十悪などの行為)と

報障(異熟障すなわち地獄、餓鬼、畜生の苦報など)をいう。


※三代実録‐貞観元年(859)四月一八日「開闢以来、登遐聖霊、灑二薫修之雨一、清二三障之垢一」 〔梁簡文帝‐又請御講啓〕
(ロ) 皮(ひ)煩悩障、肉(にく)煩悩障、心(しん)煩悩障のように煩悩を身体の部分にたとえて、修惑・見惑・根本無明の三つをもいう。
(ハ) 我慢重障、嫉妬重障、多貪多欲(たとんたよく)重障をもいう。