카테고리 없음

케이란 슈요슈渓嵐拾葉集 계람 습엽집(読み)けいらんしゅうようしゅう-光宗1276-1350こうしゅう 지음

VIS VITALIS 2019. 2. 22. 21:47

渓嵐拾葉集けいらんしゅうようしゅう

大辞林 第三版解説

けいらんしゅうようしゅう渓嵐拾葉集

 

仏書光宗著〇〇のうち現存一一六巻1311から47までの筆録天台宗伝承のほか政治経済文化など多方面知識記録

 

出典 三省堂大辞林 第三版

 

世界大百科事典 第解説

けいらんしゅうようしゅう渓嵐拾葉集

鎌倉時代末仏教書もとは300あったとえられるが現存113比叡山西塔北谷別所黒谷にいた光宗(12761350)1318(文保2)6自序がある貴族社会背景繁栄した顕密大寺院では仏事法会がさかんにされその次第きとどめた無数資料されたまた教理研修してられた筆録聞書膨大なものであった本書,《阿娑縛抄あさばしよう)》 《覚禅抄中世仏教教学集成代表的である

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第

 

精選版 日本国語大辞典解説

けいらん しゅう よう しゅう ケイランシフエフシフ渓嵐拾葉集

 

天台宗僧光宗一二七六一三五〇)一一六巻文保二年一三一八天台故事口伝集輯自己思想先輩諸説整理したもの

























光宗こうしゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus解説

光宗 こうしゅう

 

12761350 鎌倉-南北朝時代

建治(けんじ)2年生まれ比叡(ひえい)興円にまなぶのち同山澄豪(ちょうごう)穴太(あのう)天台密教をまなび,同門恵鎮(えちん)とともに黒谷流をひらいた観応(かんのう)=正平(しょうへい)51012日死去75法名ははじめ道光著作渓嵐拾葉集など

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

 

朝日日本歴史人物事典解説

光宗

没年観応1/正平5.10.12(1350.11.12)

生年建治2(1276)

鎌倉後期南北朝時代天台宗学僧,道宗とも延慶2(1309)年比叡山って東谷神蔵寺興円,恵鎮から顕密,義源から神明灌頂,華厳,三論,法相,倶舎,,浄土んだ旺盛知識欲,医法,歌道,兵法,術法,算道にもじた光宗編著にかかる渓嵐拾葉集,神蔵寺,黒谷青竜寺,洛東元応寺,金山院,江州(滋賀県)阿弥陀寺,霊山寺,坂本息障院々としながら,応長1(1311)から貞和4(1348)までいだものである内容顕密戒禅秘事口伝行事,作法記録したもので,全体密教的神仏習合説われているが,説話,伝承豊富内容によって中世研究資料として重視されている晩年息障院んだ<参考文献>平泉澄「『渓嵐拾葉集中世仏教思想(史学雑誌376),硲慈弘日本天台展開とその基調

(西口順子)

 

出典 朝日日本歴史人物事典:(朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

 

世界大百科事典内光宗言及

澄豪より

 

…《総持抄ほか台密著作弟子永慶豪鎮恵鎮らがあり門流から渓嵐拾葉けいらんしゆうよう著者としてられる黒谷光宗こうしゆうている。【西口 順子】。…

 

渓嵐拾葉集より

もとは300あったとえられるが現存113比叡山西塔北谷別所黒谷にいた光宗(12761350)1318(文保2)6自序がある貴族社会背景繁栄した顕密大寺院では仏事法会がさかんにされその次第きとどめた無数資料された。…

 

※「光宗について言及している用語解説一部掲載しています

 

出典株式会社平凡社世界大百科事典 第




















阿娑縛抄あさばしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典解説

阿娑縛抄

あさばしょう

天台密教諸尊法経法する儀軌口伝図像をはじめ修法記録諸寺略記などを収録した台密では唯一図像集228あるいは 227承澄 (120582) 一説には尊澄によって撰述され天台真言両密教図像集参照して文永 12 (75) 年頃までに大要成立その増補われた

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

 

デジタル大辞泉解説

あさばしょうアサバセウ〕【阿娑縛抄

 

台密における教相事相集大成した図像集227または233小川承澄建治元年1275完成とも門下尊澄正元元年1259完成ともいわれる二百巻抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

 

世界大百科事典 第解説


あさばしょう阿娑縛抄

 

鎌倉中期仏教書比叡山極楽房承澄22830余年をかけて1275(建治1)完成その補訂えられた密教灌頂かんぢよう々の行法する作法平安時代末から複雑分化々の流派による秘伝まれた小川僧正ばれた承澄覚審忠快らに台密諸流学説口伝めて部門ごとに整理して本書台密教学作法集大成した3はそれぞれに胎蔵界仏部蓮華部金剛部種子しゆじ胎蔵界のいっさいをしている

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第について 情報

 

大辞林 第三版解説

あさばしょう阿娑縛抄

鎌倉時代仏書極楽房承澄しようちようの二二八巻1275完成台密教学作法集大成したもの灌頂かんじよう道場仏具類尊像曼荼羅まんだらなどの多数含まれ図像集として名高

 

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

 

精選版 日本国語大辞典解説

あさばしょう アサバセウ阿娑縛抄

 

台密における教相事相集大成した一種図像集二二八巻承澄仁治三弘安四年一二四二八一完成した阿抄二百巻抄












覚禅抄かくぜんしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典解説

覚禅抄

かくぜんしょう

 

真言密教僧覚禅建保5 (1217) 年頃抄記した 128図像抄台密阿娑縛抄東密密教図像研究基本的資料。『百巻抄』『浄土院抄などともいう

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

 

世界大百科事典 第解説

かくぜんしょう覚禅抄

 

鎌倉初期仏教書真言宗諸経法諸尊法灌頂などの作法する研究書著者金胎房覚禅勧修寺興然醍醐寺勝賢などに師事した博学多聞みであった鎌倉時代前期密教行法する知識集成がさかんであったが覚禅数十年をかけて諸師口伝膨大典籍調査して100余巻した。《覚禅抄百巻抄られたが現存するものは120余巻巻数写本による異同などの正確なことはわかっていない

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第について 情報

 

日本大百科全書(ニッポニカ)解説

覚禅抄

かくぜんしょう

鎌倉時代仏教書覚禅1143―?)撰述(せんじゅつ)覚禅(あざな)金胎房(こんたいぼう)嵯峨阿闍梨(さがあじゃり)ともいわれた僧侶(そうりょ)仁和寺(にんなじ)をはじめくの密教名師についてんだ本書1176安元2から1213建暦337年間勧修寺(かじゅうじ)高野山(こうやさん)醍醐寺(だいごじ)などの古記録渉猟仏典儀軌をはじめ修法について記述したもので100ために百巻抄ともよばれているとくに貴重なのは392図像観音(かんのん)文殊(もんじゅ)菩薩(ぼさつ)など9けて記載していることで東密関係仏像研究にはかせない資料でありわが図像集白眉(はくび)とされる。[永井信一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例