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たやすく書かれた詩 쉽게 씌어진 시

VIS VITALIS 2018. 7. 25. 11:10

たやすく書かれた詩 

쉽게 씌어진 시                  -尹東柱-

 

窓辺に夜雨がささやき


창밖에 밤비가 속살거려


六畳部屋は 他郷(よそ)の国、


육첩방(六疊房)은 남의 나라


 

詩人とは悲しい天命と知りつつ


시인이란 슬픈 천명인 줄 알면서도


一行 詩を書きとめようか、


한 줄 시를 적어 볼까


 

汗の匂いと愛の香りふくよかに漂う


땀내와 사랑내 포근히 품긴


送られてきた学費封筒受け取り


보내주신 학비 봉투를 받아

 

大学ノートを小脇に


대학노트를 끼고


老教授の講義を聴きにゆく。


늙은 교수의 강의 들으러 간다.


 

省みすれば 幼友達を


생각해 보면 어린때 동무를


一人、二人と、みな失い


하나, 둘, 죄다 잃어버리고

 

私は何を願い


나는 무얼 바라


ただ一人 思い沈むのか?


나는 다만, 홀로 침전하는 것일까?


 

人生は生き難いものなのに


인생은 살기 어렵다는데


詩がこう たやすく書けるのは


시가 이렇게 쉽게 씌어지는 것은


恥ずかしいことだ


부끄러운 일이다.


 

六畳部屋は 他郷(よそ)の国


육첩방은 남의 나라


窓辺に夜雨がささやくが、


창 밖에 밤비가 속살거리는데


 

燈火(あかり)をつけて 暗闇を少し追いやり、


등불을 밝혀 어둠을 조금 내몰고


時代のように訪れる朝を待つ最後の私、


시대처럼 올 아침을 기다리는 최후의 나


 

私は わたしに小さな手をさしのべ


나는 나에게 작은 손을 내밀어


涙と慰めで握る最初の握手。


눈물과 위안으로 잡는 최초의 악수.






尹東柱(ユン・ドンジュ)はコリアの民族詩人であり、クリスチャン詩人です。同志社大学文学部に在学中の1943年7月14日、ハングルで詩を書いていたことを理由に、独立運動の疑いで逮捕されました。

裁判の結果、治安維持法違反で懲役刑を宣告され、福岡刑務所に投獄され、1945年2月16日に獄死しました。この詩碑は永眠50周年の記念日(1995年2月16日)に、同志社校友会コリアクラブにより建立されました。



출처: http://kanoyama.tistory.com/117 [바람따라 구름따라]








序 詩


息絶える日まで天を仰ぎ

一点の恥の無きことを、

木の葉にそよぐ風にも

私は心痛めた。

星を詠う心で

全ての死に行くものを愛さねば

そして私に与えられた道を

歩み行かねばならない。

今夜も星が風に擦れている。

  尹東柱  一九四一、一一、二〇
(上野潤・編訳「天と風と星と詩」より)


 

風が吹いて  一九四一・六・二


風がどこから吹いてきて

どこへ ゆくのか、

風は吹けど

我が苦悩には理由がない。

我が苦悩には理由がなかろうか、

ただ一人の女を愛したこととてない。

時代を悲しんだこととてない。

風はしきりに吹けど

我が足は盤石の上に立つ。

川の水はしきりに流れど、

我が足は丘の上に立つ。


 

たやすく書かれた詩  一九四二・六・三

 

  窓辺に夜雨がささやき

 六畳部屋は 他郷の国

詩人とは悲しい天命と知りつつ

一行 詩を書きとめようか、

汗の匂いと愛の香りふくよかに漂う

送られてきた学費封筒受け取り

大学ノートを小脇に

老教授の講義を聴きにゆく。

省みすれば 幼友達を

一人、二人と、みな失い

私は何を願い

ただ一人 思い沈むのか?

人生は生き難いものなのに

詩がこう たやすく書けるのは

恥ずかしいことだ。

六畳部屋は他郷の国

窓辺に夜雨がささやくが、

燈火をつけて 暗闇を少し追いやり、

時代のように訪れる朝を待つ最後の私、

私は わたしに小さな手をさしのべ

涙と慰めで握る最初の握手。


もう一つの故郷  一九四一・九

故郷へ帰ってきた夜

俺の白骨がついてきて

同じ部屋に横たわった。

暗い部屋は宇宙に通じ

天空からか 音のように風が吹いてくる。

闇の中で きれいに風化する

白骨を覗きみながら

涙ぐむのは俺なのか

白骨なのか

美しい魂が泣いているのか

志操高い犬は

夜を徹して闇に吠える。

闇に吠える犬は

俺を追いたてているのだろう。

ゆこう ゆこう

追いたてられている人のように

白骨に知られず

美しい もう一つの故郷にーー。